人生シーケンスブレイク

シーケンスブレイクとは

斜視手術日記

人生2度目となる斜視手術を帝京大学医学部付属病院でしたのでその記錄。

スペック

  • 都内在住のアラフォー男性
  • 高校生の頃から斜視を発症
    • 間欠性内斜視
  • 視力は両眼とも0.1未満
  • ハードコンタクトレンズ

私と斜視の出会い

高校生の頃に黒板の文字や遠くのものがダブって視える(複視)症状が発生し、日常生活に支障をきたしていた。
当時はインターネットもそれ程普及しておらず、斜視に対する知識も殆どなかったので、地方の町の眼科で斜視と診断され、促されるがままに視界を屈折させるプリズム眼鏡を作ってその時は過ごしていた。

今ほど眼鏡の価格破壊も起きておらず、プリズム眼鏡が7万円もして親から相当怒られた。

斜視手術1回目に至るまで

もう10年ほど前。

当時の症状は、大体3m以上離れたものがダブって視えていて生活に支障がでていた。目が疲れていたり、アルコールを飲んだり、眠くなったりなど、眼筋が弱まった時に症状が顕著。何とか遠くのものを視ようとすると険しい目付きになったりするが、それも難しくて結局常に片目を瞑って過ごさざるを得なかった。

斜視について、知っている人も居るが知らない人も多く、自分の症状について一々説明するのが億劫だった。

対向車もダブって視え、自分に迫って来るように視えて仕方ないので自動車の運転は諦めた。

そんな中、テリー伊藤が斜視手術をしたドキュメンタリーをみて手術で直るということを知った。(それまで知らなかった。)

日帰りで手術できること。保険適用で3万円弱であること。上京しておりテリー伊藤が実際に掛かった高田馬場の丸尾眼科まで通院が可能であることなどが後押しとなり、自分も手術してもらうことにした。

日本視能矯正学会の招待講演の記錄として、テリー伊藤の対談内容が公開されている。 https://www.jstage.jst.go.jp/article/jorthoptic/39/0/39_039I001/_pdf [PDF]

斜視手術1回目に臨む

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こういう器具(弱視鏡)で検査したりする通院を経て、日帰りの手術を行った。
手術といっても、それ程大きくない医院内で先生ともう1人の医療スタッフで行われ、あっという間に終わった。

自分は左眼が内側に寄りがちだったので、(たぶん)左内直筋後転術という手術だった*1

手術の最中のことは割愛。

取り敢えず、5年位は斜視のことを久し振りに忘れて生活できた。
苦労せず景色が視えることにとても感動した。

手術で一時的に治りはするが、再発する可能性があることは先生からも説明を受けていた。

斜視手術2回目に至るまで

なんやかんやあって、調子のいい時は遥か遠くまでダブって視えないけれど、普通の時や調子の悪い時、つまり日常生活の8割程は斜視が再発してしまっていたので9年振りに丸尾眼科に通院してみたところ、現在では斜視手術を執り行っていないとのことだった。

自覚症状としては、1度目の手術前と同じくらい複視でつらかったので、手術してもらいたい意向を伝えたところ、帝京大学医学部付属病院なら手術を行っているとのことで紹介状を書いてもらった。

大病院のためか検査から手術まで1年位待つ必要があったり、手術時には入院が必要とのことだったが、複視症状を何とかしたかったので2度目の手術に臨むことにした。

斜視手術2度目に臨む

3泊4日の入院で手術に臨んだ。今年の春頃のお話。

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入院セット

入院日程は概ねこんな感じだった。

1日目: 入院日。手術前の軽い検査(手術検査は入院前に済ませてある)。
2日目: 手術日。
3日目: 手術後の経過チェック。
4日目: 退院日。

入院1日目

暇。
KindleiPadを持ち込んで時間をひたすら潰す。
Vitaも持ってったけど個室にしなかったのでボタンをカチャカチャする音が迷惑になりそうでやれなかった。

ちょっと話は逸れるが入院時にAnkerのPowerPortを持ち込んだらベッド上でUSB充電できて非常に便利だった。 持っていかなかったら一々立ち上がってコンセントからLightningケーブルとUSB microケーブルを抜き差ししたことだろう。

入院2日目(手術日)

朝の回診。30人くらいの患者が一堂に会する。眼科では検査器具の都合か入院フロアの1室に患者が集まる形で回診するようだ。

手術は予定では15時ちょっと前とのことだったが、予定より1時間半ほど早く呼ばれて手術。

前回内直筋を手術したので、今回は左外直筋前転術になるとの話だった。
一度手術した部位は眼筋が癒着するので別の部位を手術するのがセオリーらしい。
眼筋を引っ張る必要があるので、1度目の手術と違って痛いとのこと。已む無し。

  • 1度目の手術内容を憶えていた
  • 手術室までの通路や手術台、手術台上の照明が1度目の手術より本格的だった
  • 予定より早く呼ばれた

すべてが恐怖を底上げするのに一役買っており、大変貴重な思い出となりました。

手術

手術前後の記憶をメモってたので、折角なのでここに書いてしまおうw

予定より早く呼ばれて手術室へ向かう。ドラマでしかみたことのないような手術室の前で待機となり、担架が運べるような広い通路に医療スタッフと私だけで待つ。機械音が凄く響く。非常に緊張する。

数分程度で前の人が手術室から車椅子で出てきて自分の番になる。1度目の手術とは異なり、ほかの外科手術でも使われそうな手術室、手術台、照明、多めのスタッフ。 手術台に乗ったところで、血圧も測り始める。手術用の布で手術部位である左眼以外を保護される。布で覆われたことで、自分のはぁー、はぁーという呼吸音とピッ。ピッ。ピッ。という電子音が響くようになる。

目薬の麻酔。染みなくなったらOKと言われるが、緊張してしまったせいか結構な量の目薬をさしてもらっても染みるような気がする。というか、染みるんだか染みないんだかよく分からなくなってる。目薬マシマシにしてもらって少し時間が経ったら流石に麻酔が効いたような気がしたので「もう大丈夫です。」と応えたけれど、全然麻酔効いてなくて手術中痛かったらどうしよう。手術台に縛り付けられる。マジか。1度目の時は縛られることはなかったけれども、恐怖で自分で手術台を握りっぱなしで、手術中に想定外に動いてしまいそうでそれはそれで怖かったので、それに比べたらマシか。

眼球をヘラで固定される。う、始まる。眼筋が切られていく、怖い。布で覆われているので今は左眼でしかものが視えないのに、この左眼が切られていく。鋏が入り、切られていく度に視界が揺らぐ。できる限り視覚を削ぎたいが、ヘラで固定されているので眼は閉じれない。手術中に眼球を動かそうとするのも躊躇われるので、聴覚が過敏になり、自分の呼吸音が強く響き渡る。 手術器具の剪刀やっぱり切れ味いいんだろうな。あっという間に眼筋が全部切られて、目の前が鼻になった*2。もし視界がこの状態のままだったらどうしようとの恐怖でいっぱいになる。

手術台の照明がめちゃくちゃ眩しい。気が付いたら縫い始めている。少し安心するも、眼球も縫われているのが分かる。針が通る度に眼球がぶるぶるする。

「引っ張りますねー。少し痛いですよー。」 うおーーー世界が回る!!痛みよりも引っ張られることで視界が回ることがホラー。 今度は鼻じゃない方向を向いた状態になり、また縫われる。少ししたら「じゃあ今度は左下に引っ張りますねー。」え、またかよ!うおおおおおおおおおお!!

あ、前が視えるようになった。 この後も縫われ続けるのだが、視界が真正面になったので少し安心。 冷や汗かきまくり。今度はちゃんと真正面になってるかな。ちょっとズレてたらどうしようとの不安が付き纏う(大丈夫でした)。

縫合がどの程度か分からないけれどもある程度進んだタイミングで視界について確認。手術の緊張でパニクってたが少し落ち着いて、裸眼でも複視が治っていることが確認できたので仕上げの縫合。眼球にめちゃくちゃ軟膏を塗られて手術終了。

怖かったけれど無事に終わってくれて良かった。終わった直後から手術を乗り越えた開放感に包まれる。

予定より早く終わったので、手術前に到着するはずだった妻が手術直後にやってきて、差し入れのケーキを食べてやっと落ち着きを取り戻す。

術後

手術後は眼帯をしているものの、飲食可能になるので遅めの昼ご飯を食べて、コーヒーを飲んでたら麻酔が切れてきたのか痛みが出てきたので痛み止めを飲んだ。

眼帯を外した後にちゃんと視えるようになっていることを期待して過ごす。

手術後の眼球の写真は撮ったが、ちょっとアレなので貼らないでおく。

入院3日目

回診前に眼帯を外す。眼帯を外して1時間も経たない内に普通にものが視れるようになった。

片目で視た際の眼の位置のズレは腫れていることもあり多少あるが、その内自然になっていくとのこと。そういえば1度目の手術後もそうだった気がする。 痛みも引いて何も問題はないのでiPadで漫画を読んで暇を持て余す。退院までそわそわ。

入院4日目

退院告知が来たので退院支度する。スムーズに退院手続き。3泊4日の片目の手術で53000円。 53000円で斜視が治るなら安いものだ。

手術後記

途中書き殴ってしまったが、斜視で悩んでいる人へ手術にあたって伝えておきたいことを残しておく。

斜視は治る

自分は2度目の手術となったが、知人は1度の手術以降再発してない。当然医師と相談する必要があるが、手術しないよりは手術する選択肢についてポジティブに捉えて欲しい。

手術自体は結構怖いが、怖いだけなので頑張ろうw

コンタクトレンズ, 眼鏡は手術前に新調しておく

術後は1ヶ月はコンタクトレンズが付けられず、眼鏡生活になるので、眼鏡の度が低いと生活に支障が出る。

私は眼鏡で左眼だけ視力が出ず、眼鏡を新調したいとの相談をしたが、術後数ヶ月は視力が不安定なことや、一時的に視力が落ちることもあるらしく手術直後に新調するのは奨められないと伝えられた。

自分は術後に眼鏡の矯正時の視力が左眼だけ低く感じられたが、ちゃんと確認してなかったのでそれが手術前からだったのか、手術後に発生したのか区別できなかった。

数日後突然視力が回復し、結果的に術後に一時的に下がっていたことに気付いたが、手術前に確認しておいた方がよい。

コンタクトレンズ, 眼鏡はケチらない

今の視力にあったコンタクトレンズと眼鏡両方が無いとダメだ。

昔は眼鏡が高価だったので、コンタクトレンズにしてからは親が眼鏡を新調してくれなかった。
しかし、度があってない弱い眼鏡だけだと、寝る直前までコンタクトレンズを外したがらなかったり、コンタクトレンズを付けたまま寝てしまったり、古い眼鏡を重ねて度を強くしようとしたりと、結果的に眼に良くない行動をとってしまう可能性が高い。

自分は眼鏡を2つ重ねると視界が屈折するものの良く視えることに子供の頃に気付いてしまい、少しだけ寄り目にしてゲームをすることを憶えてしまった。斜視とは因果関係ははっきりしないが、確実に良くない行動だったとは思っている。

コンタクトレンズと眼鏡の両方を適切に運用し、視力だけに限らず眼の健康を維持すべきだ。

斜視や手術の分からないことがあったら必ず訊く

眼科検査士, 視能訓練士, 主治医, 執刀医, 看護師, 医療事務と関係者が多く、誰に何を訊いたらいいのか分からなかったけれども分からないことをそのままに不安なまま手術に臨む位だったらやはり訊いておいた方がよい。

自分は左眼で右側(内側)を視るのはあまり苦ではない一方、左側(外側)を視ようとする時にバランス良く眼を動かせず苦労していたこと、右眼は今の所良好なので、できる限り手を入れたくないことを伝えておいた。

実際にどう施術するかは執刀医の判断だとは思うのだが、自分の意向を伝えることで不安が軽減されたので言ってよかったと思っている。

先生によって質問しづらい雰囲気の人もいるだろうし、誰に聞けばいいのか分からないことも多いが、質問しやすい人を見つけて聞くのがいいと思う。

手術後数ヶ月が経った。今では眼球の赤みはすっかり引き、視界は良好で2度目の手術となったがやはり受けて良かったと思っている。

生活習慣というか、眼筋のバランスが偏ってしまうとまた再発してしまいそうなので、できる限り両眼でバランスよく視るようにして再発しないようになればなと思っている。

*1:当時の手術のことをよく把握してなかった。斜視手術2度目にあたり、1度目のことを遡って調べただけなのでもしかしたら間違っているかもしれない

*2:片側の眼筋のみ切断されているので、視界の真正面が鼻を向いた状態

Ubuntu, Windows10をUEFIでデュアルブートにした

要件

普通にデュアルブートして利用していたら、ある時を境にUbuntuWindowsも起動せず、Windowsリカバリを試みても復活できない状態になってしまった。 幸いまだ環境構築したばかりだったことと、調べたらUEFIモードでブートした方がよいとのことだったので、再インストールしてみた。

UEFIのメリット

  • 高速なシステム起動/シャットダウン

ぐらいしかなかった。セキュアなブートもあるらしいが、BIOSUEFIブートを選択するとデフォルトでdisableになるし、調べた限りではトラブルの種になるとのことで非推奨だった。

インストール手順

  • BIOS設定で、boot関連の設定から、UEFIモードを選択する
  • Windows10を先にインストールする
  • Ubuntuをインストールしその際にブートローダGRUBを選択する

インストール順を逆にしたらGRUBWindowsが認識されない時があったので、確実に認識されるこの順序にした。

UbuntuUEFIで起動されていることの確認

/sys/firmware/efi/ ディレクトリがあればUEFIで起動されていることらしい。

$ ll /sys/firmware/efi/
Permissions Size User Group Date Modified Name
drwxr-xr-x     - root root  22  4月  0:08 .
drwxr-xr-x     - root root  22  4月  0:08 ..
.r--r--r--  4.1k root root  22  4月  0:53 config_table
drwxr-xr-x     - root root  22  4月  0:08 efivars
drwxr-xr-x     - root root  22  4月  0:10 esrt
.r--r--r--  4.1k root root  22  4月  0:10 fw_platform_size
.r--r--r--  4.1k root root  22  4月  0:53 fw_vendor
.r--r--r--  4.1k root root  22  4月  0:53 runtime
drwxr-xr-x     - root root  22  4月  0:53 runtime-map
.r--------  4.1k root root  22  4月  0:53 systab
drwxr-xr-x     - root root  22  4月  0:53 vars

Windowsによりファイルシステムが破壊されない処置

Windows10の設定で、高速起動とハイバーネート(休止状態)を無効にしておく。

デュアルブート環境でWindowsを触っていたら、1週間も経たない内にUbuntuWindowsも起動できなくなってしまった。 調べてみたところ、他のデュアルブート環境のユーザーでも同様の症状があるらしく、askubuntuではWindowsの高速起動とハイバーネートの無効化が回避策として推奨されていたので、因果関係は不明瞭だが無効にしておくことにした。

その分Windowsの起動が遅くなると思われるが、Windowsはサブなので個人的にはそれで問題ない。

その後

2週間位UEFI環境で利用しているが、今回は大きなトラブルに見舞われていないので恐らく問題なさそう。

参考

Happy Hacking Keyboard HYBRIDのキーマップ変更ツールはDvorakユーザーが使うには難しい

以前 Happy Hacking Keyboard HYBRIDのキーマップ変更機能が残念だった #hhkb - 人生シーケンスブレイク と書いたけど、Dvorakユーザーにとっての要点だけ整理してみた。

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Dvorakユーザーの憂鬱と、ハードウェアリマップへの期待

主にソフトウェアリマップで困ることなんだけど、

  • 新しい環境の使い始めにQWERTYになってしまう
  • ホストOSではDvorakなのに、仮想OSでQWERTYになってしまうことがある
    • AWS WorkSpacesとかね
    • iOS Simulatorもか
  • リマップ方法によってはリマップが完全でなく、一部でQWERTYになる
  • 人のPCを使う際にQWERTYで困る
    • 設定を変えるわけにもいかないし

ハードウェアリマップならこれらが解決されるのでHHKB HYBRIDにものすごく期待してたんだ。

購入後、早速キーマップ変更ツールを使ってみた。

デフォルトのキー配列

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通常レイヤー

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Fnレイヤー

ご存知の通りこうなってますと。

Dvorak配列用にキーマップの変更を試みる

Dvorak配列の Z は右シフトキーの隣。Z のリマップを試みると、

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嫌な予感のするアラートが出て、そのままOKすると、

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キーとして長年利用していたキーが として利用できなくなる。

どうすることもできない。
他にFnレイヤーにZキーが残っていたとしても書き換えられてしまう。

ツラい。

この制限についてのアナウンス

公式サイト Happy Hacking Keyboard | HHKB HYBRID | PFU には、

※特別な機能を割り当てられた一部のキーを除く。

としか書いておらず、Modifierキーのことかどうかが分からない。

HHKBキーマップ変更ツールのヘルプには Q, Z, X キーなどはFnキー押下時のリマップができないと書いてあるけれども、HHKB HYBRIDをUSB接続しないとツールを立ち上げられない ≒ 購入後でないと分からない。

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数万円の出費をしてから気付く。ツラい。

妥協案

ハードウェアリマップが現状ツラいので、他のアプローチを取らざるを得ない。

妥協案1. キーの右隣を とする

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  • 直感的でなくなる
  • カーソルキーの中で最も利用頻度の高い キーまでの距離が遠くなる
  • 新しいマッピングに慣れる必要がある
  • ソフトウェアリマッピングして利用しているHHKB Classicとカーソルキーの位置が変わってしまう

会社用、自宅用とHHKBを使い分けているので、
ハードウェアリマップできないHHKBとはカーソル配置が変わってしまうことが致命的な為NG

他のキーや、カーソルキー全体をズラすことも考えたけれども、デメリットが多くて辞めた。

妥協案2. ハードウェアリマップを辞めてソフトウェアリマップを使う

ハードウェアリマップによってどの環境でもDvorak配列が利用できると思って買ったDvorakユーザーにとって、ハードウェアリマップできずQWERTYを利用せねばならないのであればHYBRIDを買ったメリットが殆どなくなってしまう。

元々Type-Sを利用していたので、無線になったことぐらいしか恩恵が得られない。
とはいえ、ハードウェアリマップの弊害の方が大きいのでこの方法を採らざるを得ない。

妥協案3. 他のキーボードを使う

結局KINESISキーボードに逆戻りした。

静電容量方式じゃないのが不満だけれども、Dvorak印字モデルが販売されてるぐらいなのでDvorakユーザーにとってとっても使いやすい。 もちろんハードウェアリマップなので差すだけでどの環境でもDvorakが使える。

PFUへお願い

下記のような対応などで、この問題を解決してくれることを強く希望します。

  • Q,Z,XキーもFnレイヤーの個別リマップができるようにして欲しい

"ペアリング削除"などの操作に使うキーといえど、別に通常レイヤーとFnレイヤーを同じキー配置でなくてもいいのではとユーザーとしては思います。

新型コロナウイルスで大変な時期ではありますが、次回以降のファームウェア更新で改善されることを切に願っております。

Ubuntuでマウスホイールのスクロール速度を上げる

環境

  • Ubuntu 19.10
  • MX Ergo
  • MX Master 3

IMWheel をインストールする

いろいろ調べたら IMWheel で設定するのがセオリーらしいのでこちらをインストールする

$ sudo apt install imwheel

ヘルプを叩いてみた

$ imwheel --help
imwheel 1.0.0pre12 by -=<Long Island Man>=- <jcatki@jcatki.no-ip.org>
imwheel [--auto-repeat|-a delay-rate] [--buttons|-b grab-buttons] [--config|-c] [--debug|-D] [--detach|-d] [--display|-X display-name] [--flip-buttons|-4] [--focus|-f] [--focus-events|-g] [--help|-h] [--key-defaults|-K] [--kill|-k] [--pid|-p] [--root-window|-r] [--quit|-q] [--version|-v]
--auto-repeat|-a  delay-rate   auto repeat until button release (default=250)
--buttons|-b      grab-buttons
                       Specify button remappings (default="4 5 6 7 8 9", 0=skip)
--config|-c                    Open configuration helper window imediately
--debug|-D                     Spit out all debugging info (it's a lot!)
--detach|-d                    IMWHeel process doesn't detach from terminal
--display|-X      display-name Sets X display to use
--flip-buttons|-4              Swaps buttons 4 and 5 events (same as -b "5 4")
--focus|-f                     Use event subwindow instead of XGetInputFocus
--focus-events|-g              Disable the use of Focus Events for button grabs
--help|-h                      For this help!  Now you know
--key-defaults|-K              Use the old key style default actions
--kill|-k                      Kills the running imwheel process
--pid|-p                       IMWheel doesn't use or check any pid files
--root-window|-r               Allow wheeling in the root window (no cfg dialog)
--quit|-q                      Don't start imwheel process, after args
--version|-v                   Show version info and exit

IMWheelの設定ファイルを作成する

$HOME.imwheelrc を作成した。

".*"
None,      Up,   Button4, 2
None,      Down, Button5, 2
  • ".*" でどのアプリケーションでもこの設定を適用するように指定している
  • 行末の数字がスクロール量の大きさ。1がデフォルトで大きくする程スクロール量が増える。
    • 個人的にはMX Ergo, MX Master 3ともに2で良かった
  • None はキーボードのModifier Key
    • Shiftなどを定義していないので、この設定ならShiftキーを押しながらスクロールすると従来のスクロール量になってちょうどいい。

下記コマンドでimwheelを起動、再起動できるので、それでスクロール量の挙動を確かめるとよい。

# 起動
$ imwheel

# 再起動
$ imwheel -k

# 停止
$ imwheel -q

自動起動設定

設定が決まったら、systemd用のserviceファイルを作成して.config下に配置する。

[Unit]
Description=IMWheel
Wants=display-manager.service
After=display-manager.service

[Service]
Type=simple
Environment=XAUTHORITY=%h/.Xauthority
ExecStart=/usr/bin/imwheel -d
ExecStop=/usr/bin/pkill imwheel
RemainAfterExit=yes

[Install]
WantedBy=graphical.target

serviceファイル設置後、下記コマンドを順に実行してimwheelの自動起動設定を有効にする

$ sudo chmod +x /usr/bin/imwheel
$ systemctl --user daemon-reload
$ systemctl --user enable --now imwheel
$ journalctl --user --unit imwheel

これでスクロールが快適になった。

2020-04-22追記: back / forwardボタンが効かない場合

imwheel 適用時にMX Ergo や MX Master 3の戻る/進むボタンが効かなくなっていたことに気付いた。

改めてヘルプコマンドを叩いてみたら、

--buttons|-b      grab-buttons
                       Specify button remappings (default="4 5 6 7 8 9", 0=skip)

のように、-b オプションでホイールスクロールの4, 5のみを指定すれば、他のボタンには作用しない。

$ imwheel -b "4 5"

serviceファイルのExecStartも

-ExecStart=/usr/bin/imwheel -d
+ExecStart=/usr/bin/imwheel -b "4 5" -d

とすればOK

参考

  • IMWheel - ArchWiki
    • ホイールスクロールのみ指定する方法がこの通りでなくて少し手間取ってしまった。

Ubuntuでもctrl+hでbackspaceにする(その2)

shinespark.hatenablog.com

で書いた方法は、

  • Japanese(mozc) でctrl+hするとbackspaceとして動作してくれなかった
  • 起動時に自動で読み込むベストプラクティスが思い付かなかった

ことから別のアプローチを模索することとなった。

gtk-key-theme を変更するアプローチ

$ gsettings set org.gnome.desktop.interface gtk-key-theme Emacs

を実行するだけでctrl+hでBackspaceができるようになった。

こちらのやり方なら直接入力でもかな入力中でも認識してくれた。
Super押下時のActivitiesのキー入力など、一部では動作しないケースがあるが諦めた。

こちらは再起動後もそのまま適用してくれるので良さそう....

と思ったが、ブラウジング中などにも ctrl + a で全選択でなく行頭にカーソル移動など、きっちりEmacs寄りのキーバインドになってしまったので独自key-themeを作成することにする。

独自key-themeの作成

$ cp /usr/share/themes/Emacs/gtk-3.0/gtk-keys.css ~/.local/share/themes/<テーマ名>/gtk-3.0/gtk-keys.css して自分好みのキーバインドを定義することにした。

.themes 配下でも .local/share/themes 配下でもどちらでもOK

@binding-set gtk-yourtheme-text-entry
{
  /*
   * Some non-Emacs keybindings people are attached to
   */
  bind "<ctrl>u" { "move-cursor" (paragraph-ends, -1, 0)
                   "delete-from-cursor" (paragraph-ends, 1) };

  bind "<ctrl>h" { "delete-from-cursor" (chars, -1) };
  bind "<ctrl>w" { "delete-from-cursor" (word-ends, -1) };
}

entry {
  -gtk-key-bindings: gtk-yourtheme-text-entry;
}

独自key-themeの適用

$ gsettings set org.gnome.desktop.interface gtk-key-theme <テーマ名>

これでOK.

戻したい時

戻したい時には

$ gsettings set org.gnome.desktop.interface gtk-key-theme Default

とすればOK.

起動時にも適用する

./.config/gtk-3.0/settings.ini に下記のように記述する

[Settings]
gtk-application-prefer-dark-theme = true # 元々あったダークモードの設定
gtk-key-theme-name = <テーマ名>

参考

UbuntuTips/Desktop/GnomeEmacsKeyTheme - Ubuntu Japanese Wiki GTKのキーバインドを変更する | monolithic kernel

鬼滅の刃 1 (ジャンプコミックス)

鬼滅の刃 1 (ジャンプコミックス)

自作PCのUbuntuでBluetoothが不安定だった問題を解消する

症状

組み立てたばかりの自作PCBluetoothの調子が悪く、キーボード、マウス、トラックボールなどすべてのBluetooth機器との接続が不安定ですぐ切断される。
PCにできる限り近づければかろうじて接続できるものの、少し離しただけでもすぐ切断されてしまい、再接続までストレスを伴う状態。

フルタワーケースの為スペースや安定性のことを考えると、デスク上にPCを置くのも難しく有線では全く問題がないので諦めて有線接続を検討するレベルだった。

環境

Ubuntuだけかと思いきや、Windows環境でも同症状だった。

解決方法

1.マザーボードに同梱されているWi-Fiアンテナを用意します。

f:id:ShineSpark:20200407011513j:plain

こーゆーや

2.Wi-iFiアンテナをPCに接続します。

f:id:ShineSpark:20200407011523j:plain

Wi-Fiは問題なく拾えているからと、アンテナを接続していない人も多いはず。

3.Bluetooth接続を試みます。

f:id:ShineSpark:20200407035034p:plain

安定して接続できるようになっているはず。

どうやらマニュアルにも書いてないのですがWi-Fiアンテナと謳われつつも、Bluetoothアンテナも兼ねているようです。
UbuntuWindowsも関係ありませんでした。

知らずにBluetoothドライバやマザーボードのドライバのインストールや設定の思考錯誤を頑張ってました。

悩んでいる人は多いと思うのでこれで解消されることを祈っています。

Ubuntu GRUB 2で前回起動したOSで起動するようにする

UbuntuWindowsデュアルブートで利用しはじめたが、Windows Update後放置しているとUbuntuが立ち上がっているのってどうなんだろうってことで前回起動したOSで起動したくなった

GRUBのDEFAULT設定を変更する

$ sudo vi /etc/default/grubGRUBの設定を変更する。

GRUB_DEFAULT=saved
GRUB_SAVEDEFAULT=true

のように変更すればOK.

選択可能時間を変更する

ちなみにブートローダのOS選択可能時間を変更するにはここをいじる。

GRUB_TIMEOUT=10

設定を変更したら

忘れずに

$ sudo update-grub すること。

しないと反映されない(自戒)

参考

Ubuntu日本語フォーラム / 10.04のGrub2で/etc/default/grubのGRUB_DEFAULT=savedが機能しない場合の対処